『住まいを再生する 東北復興の政策・制度論』
平山洋介・斎藤浩編(岩波書店、2013年11月)
(※編著者の「平山洋介・斎藤浩」は、本書発刊時の付属研究会代表委員です。)
「復興のため」と称して展開される施策は,被災者を本当に助けているのでしょうか。東日本で起きた未曾有の災害は、これまでの支援制度のあり方の問いなおしを私たちに突き付けました。私たちは、人間にとって住まいとは何か,「居住の自由」をどう考えるのかを,正面から考えなければなりません。そして、真の再生への道筋を描く必要があります。多岐にわたる政策の論点を,付属研究会のメンバーを中心とする執筆者に洗い出していただきました。