組織概要

災害対応の現場では、高度な専門的知識・技能が求められることが多々あります。
こうした専門家のあり方に大きな影響を及ぼしたのが阪神・淡路大震災でした。

近畿災害対策まちづくり支援機構は、行政による緊急対応の補完機関として組織化された団体ではありません。我々は各分野の専門家自身の個別支援体験から、被災者の多岐にわたる複合的問題を解決するためには、各専門家が結束する必要性を感じ、いわば自然発生的・必然的に一つにまとまった自主団体です。

職業倫理や社会貢献を強く意識した個々人が集まり、さらに組織的な活動を継続するため、それぞれが所属する各士業団体を構成員とする、我が国初の士業団体連携による被災者支援組織でもあります。

その後、全国各地で自然災害が多発する中、事後対応だけでは無く、私たちのような組織を事前に立ち上げておく必要性を感じ、大規模災害が予測されている各地の支援機構の立ち上げや、事前対策としての減災・防災の必要性をシンポジウムなどを開催することで呼びかけ続け、現在に至ります。

 これらの活動により、2003年に静岡、2004年に東京、新潟、神奈川、2005年に宮城、2011年年には広島に、私たちと志を同じくする支援団体が発足しています(詳しくは関係団体のうち関連団体をご参照ください)。