故元原利文名誉代表委員追悼シンポジウム『ひとりひとりを大切にする災害復興法制度を目指して』(2019年1月12日)
近畿災害対策まちづくり支援機構の元原利文名誉代表委員(2018年9月21日逝去)を追悼するシンポジウムを開催した。当支援機構は、東日本大震災において、災害ケースマネジメントの考え方に即して被災者によりそった支援活動のあり方を学び、「ひとりひとりを大切にする災害復興法制度」を目指すことによって、最高裁判所裁判官として大きな足跡を残した元原委員の追悼を行うこととした。
シンポジウムでは、岩手県岩泉町における災害ケースマネジメントの実践を例に、災害後のニーズの変化や西日本豪雨災害、熊本地震等の原状と課題、その他多業種連携のあり方も含め多彩な意見交換を行い、今後、南海トラフの備えへ向けての支援活動をする場合の、実践例、留意点について、大いなる学びを得た。
日 時 2019年1月12日(土)午後2時~午後4時30分
会 場 兵庫県弁護士会館 4階講堂
主 催 近畿災害対策まちづくり支援機構
共 催 兵庫県弁護士会
協 賛 多聞法律事務所
司 会 河瀬 真(当支援機構事務局長・兵庫県弁護士会)
開会挨拶:橋本 恭典(当支援機構運営委員・近畿税理士会)
第1部 故元原先生を偲んで
まちづくり支援機構のあゆみと故元原利文名誉代表委員の足跡
丹治初彦(弁護士・兵庫県弁護士会)
森川憲二(弁護士・兵庫県弁護士会・当機構代表委員)
第2部 パネルディスカッション「ひとりひとりを大切にする災害復興法制度を目指して」
パネリスト:菅野 拓(人と防災未来センター)
阿部 知幸(特定非営利活動法人フードバンク岩手)
大向 昌彦(特定非営利活動法人いわて連携復興センター)
吉江 暢洋(日弁連災害復興支援委員会災害ケースマネジメント部会長・岩手弁護士会)
コーディネーター:津久井 進(当支援機構事務局次長・兵庫県弁護士会)
閉会挨拶:安﨑 義清(当支援機構運営委員・近畿司法書士会連合会)